RFIDシステムの特徴

データキャリア

さて、ここでRFID・非接触型データキャリアシステムの特徴を整理してみたい。

■接触抵抗がない

接触型のデータキャリアの交信にはリーダの物理的接触が不可欠で、このストレスによる摩耗による故障や破壊、データの劣化が生じてしまう。非接触型ではデータキャリアとリーダが接触しないためストレスが発生せず、そのための故障とは無縁である。密着型のデータキャリアでもデータの劣化等は発生しない。

■操作手順が少ない

接触型のデータキャリアシステムでは、交信を行うために必ず接触をさせる必要があり、そのためには一定の手順が必要となる。非接触型の場合は、前述のようにデータキャリアとリーダの間に非金属体が存在していても交信が阻害されることがないので、接触させるためにかかる操作手順を軽減することができる。

■外的環境に強い

非接触型では、データキャリアとリーダの間に非金属体が存在していても交信が阻害されることがない。したがって、水分・油分、埃や汚れなどが存在する環境での使用も可能になる。データキャリアやリーダを隠蔽したり防水加工することも可能だ。また、接続部が露出していないので静電気などの影響を受けにくい

■同時アクセスの可能性がある

接触型や密着型のデータキャリアシステムでは、データキャリアとリーダとの交信は必ず一対一で行われるが、リモート型では離れた距離からの通信が可能になるので、一台のリーダに同時に複数のデータキャリアがアクセスする可能性がある。同時に複数のデータキャリアがアクセスされた場合の処理についてはシステムによって異なる。一般的には交信できなくなるが、衝突防止・輻輳(ふくそう)制御といった考え方を実現し、複数同時認識できるデータキャリアシステムもある。

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