非接触ICカード

データキャリア

非接触型IC カードは、通信距離に応じて「密着型(Close coupling)」「近接型(Proximity)」「近傍型(Vicinity)」「遠隔型」に分類される。このうち、現在最も使われているのは近接型である。なお、遠隔型以外の非接触型ICカードはISO/IEC で標準化されている。

■密着型

Close coupling 国際標準規格ISO/IEC10536 で規定されており、通信距離が2mm 以下と短いことから一般的にリーダライタに挿入して利用する形態を取る。しかし市場拡大が望めないため凍結され、やがて廃棄されるであろう。

■近接型

Proximity 国際標準規格ISO/IEC14443 で規定されており、通信インタフェース仕様の違いからType-A とType-B が存在する。一般的に、社員証や学生証などに代表される身分証明書として、あるいは便利なプリペイドカード(交通分野や決済分野)などで幅広く利用されている。なお、日本で主流となっているソニーのFeliCa はType-C として標準化を行っていたが、2001 年に承認されることなく審議を打ち切られてしまった。しかし、FeliCa で使われている通信方式「Near Field Communication(NFC)」は、2003 年にISO/IEC 18092 として承認されている。接触型ICと非接触型ICが1チップ化され、情報共有しています。

■近傍型

Vicinity 国際標準規格ISO15693 で規定されており、一般的にフリーゲートシステムなどに利用されるほか、無線(RFID)タグとして商品タグなどの物流管理に利用されることが多い。

■遠隔型

まだ国際標準規格で規定されていない。マイクロ波の周波数帯を使用して数m の長距離での通信を必要とする分野で利用されている。

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